嗅覚のはなし
今日もブログを書く膝の上には、この方がおります。
6才の春、緑内障になって
犬の眼科医にも通院したけど結局みえなくなりました。
でも眼圧は落ち着いたので義眼にせず、もう白くなってます。
あまり手術もしたくなかったので。
見えない歴6年、鼻を武器にガンガン行きます。
犬は嗅覚・聴覚・視覚の順で優れています。
もう12才ですが頭の活性のため お散歩でしっかりニオイ嗅ぎをしてます。
人間もそうですが
一番早く脳に達する感覚は 視力でもなく聴力でもなく
ニオイなのですねー。
[視力]は光が網膜に伝わり 物の形、色、動きを捕らえ
右目は左脳、左目は右脳で認識をするルート。
[聴力]は鼓膜が空気振動を捕らえ
三半規管で液体振動にかえ受容体から脳で認識をするルート。
一瞬のように感じますが割と段階を踏んでます。
一方嗅覚はニオイ分子が嗅細胞の受容体につくとダイレクトに嗅神経から脳へ伝わります。
なのでニオイと関連した思い出は強烈。
ある香りから瞬時に思い出すものがあったりします。
ニオイがいち早く脳に優先的に伝わるということは
それが生命に関わる情報であるということ。
獲物のニオイ、食べられるかの情報、刺激臭がすれば危険なもの。
医療的には感情、思考、生命維持を統合している「脳」に直接働いて
バランスを取るという作用を利用します。
この脳の刺激と皮膚からの吸収を合わせて
アロマオイルの含む化学成分ごとの作用を把握して使っていくのが
メディカルアロマなのです。
同じ落ち着かせるアロマでも
シャイな犬に使うアロマと、体力のある元気な犬に使うアロマは違うのですよ。
人間でも嗅覚から認知症の改善方法が研究されてます。
もっといろいろ聞きたい人は私にセミナーを申し込んでね。
ニオイで脳を操れるって凄いね。