犬を巡る虫とウイルス
何だか寒くはないけどスッキリしないですね。
明日はやはり雨ですね。
これから暑くなってくると
犬には「虫問題」が課題となります。
都会でも草にはノミ・ダニが思っているより頻繁にいます。
散歩する犬は丁度良い高さだから まんまと虫が集ってくるのです。
蚊も犬にはフィラリアの運び屋で厳重警戒です。
今はフィラリアに感染するケースは殆どないとは言え
いつどこから広まるかわかりません。
昨年のデング熱だってそうだったでしょ。
狂犬病ワクチンの予防接種も今の時期です。
ちなみに狂犬病は日本は清浄国とされ1956年犬、1957年猫以降
国内の発症例はありませんでしたが
2006年にフィリピンで狂犬病の犬に咬まれた帰国した日本人が発症しました。
ビックリするくらい世界のほとんどに狂犬病は依然存在しています。
日本の厚生労働大臣が指定する狂犬病清浄地域は、日本、英国(グレート・ブリテン島及び北アイルランドに限る)・アイルランド・アイスランド・ノルウェー・スウェーデン・ハワイ・グァム・フィジー・オーストラリア・ニュージーランドと非常に少ない。
2013年データ
清浄国だから狂犬病予防接種なんて必要ないじゃんて人もいるけど
そんな悠長なこと言ってて良いのでしょうか。
海外から得体のしれない人やら動物やら検疫もくぐり抜けて入ってくる。
アライグマなんか可愛いけどウイルス持ってるかもしれない。
検疫フリーのハムスター。
人畜共通の哺乳類全般にかかる恐ろしい病気です。
狂犬病の犬は神経をやられるから異常な興奮状態になります。
歯を剥いて噛み付くというのが一般的だけど
ハイテンションで遊んでいることもあるのです。
そんなだったら分からない。
咬まれたらそこからウィルスは神経を伝い脳に達し
脳細胞を破壊し死に至ります。
咬傷が脳から遠い箇所なら発症までに助かる可能性もあります。
でも、子供は背が低いので咬まれる場所は腕や肩。
子供の犠牲者が多いのです。
何故、犬に予防接種をするのか?
それは人に移る感染源の大部分が犬だからです。
野生動物に狂犬病が発生する欧米諸国は
犬の予防接種を徹底して人への感染を防いでいます。
どうか犬を飼っている方々
ワンちゃんの体調に問題がないのであれば
日本を守る気持ちで狂犬病ワクチンを接種してください。
鑑札のデザインも地方色が出て楽しいです。
狂犬病の話に熱がこもってしましました。
虫避けの話はまた明日にいたします。