汗の季節の塩のお話/塩分の役割
昨日の夕方、帰宅時に虹が出てました。
虹に向かって帰るのは ちょっとワクワクする。
立て続けに台風が来る様ですが、果たして蓼科行きはどうなるでしょう。
アメちゃんには暑くならずに良いかもね。
蒸し暑いですので 汗もベタベタです。
汗かいたら塩分と水分補給って 今は常識になってますけど
1.5時間未満の運動では水分の補給だけで良いそうです。
勿論、大量に汗かいて運動する時はスポーツドリンクで水分と塩分の補給が
必要です。
1リットルの汗で3gの塩分が出る。
スポドリ500mlには1gくらいの塩分。
でも塩分の調整は汗ではなく 腎臓から尿で排出するのだから
ちょっとの汗では塩分補給の必要は無いんでしょうね。
ふーむ塩か
そもそも地球の海から生まれた生命体だから 塩の環境が必然なのでしょう。
塩の役割は
・浸透圧の維持=細胞が萎んだり膨張して破裂したら大変
・消化液(主に胃液や胆汁)のもとになる
・phバランスの維持(体内は弱アルカリ性)
・神経伝達は塩のナトリウムイオンがやっている。
・栄養分を吸収するのにもナトリウムイオンが役立っている。
・食欲の増進
へぇ、栄養吸収にも必要なのね。
自然界の食べ物には始めから含まれているので
味付けとしての塩分は1g程度が望ましいそうです。
原始生活をしている民族は全摂取量が1gでも健康だったりします。
現代日本人の一日の塩分摂取量は10g前後。
適正量は成人男性で1日9g、女性は7.5gだって
ちょっと薄めの塩加減が良いわけです。
塩分摂りすぎは
高血圧、腎臓疾患
ナトリウムイオンが多いと心筋の電気信号に異常に伝わるので
不整脈や心臓疾患の原因に。
減塩しすぎも問題で
不眠症になったり抵抗力が落ちたり、血圧が上がってしまう人も
えー逆に上がるの?
悪玉コレステロールが増えるとか心筋梗塞の危険率が上がるとかの
研究報告もあるので
多くても少なすぎてもよろしくない。
とにかく適正な塩分量を守るのが大切なのだ。
さらにワンコはどうなのか?
犬に塩分与えるなって激しく言われているのだけど
塩分無しだと犬だって不具合が起ります。
適正量は
ナトリウム摂取として体重1㎏あたり1日50mg。
10㎏の犬ならナトリウム500mgで 塩分としては1.27g。
薄切りロースハム2枚程度。
上げても大丈夫だぁ ってことではありません。
普通はドライフードに必要量含まれています。
パッケージにナトリウム量が書かれてますから確認してね。
手作り食を上げているワンたちは問題です。
塩分不足になると
人の手足や体を良く舐めるようになる。(人の汗から補給!)
自分の足の裏を良く舐めるたり 他の犬のオシッコを舐めたり
土やコンクリートを舐める。
人が使ったティッシュを食べようとする(驚き!)
そのまま放置すると
軽い下痢や嘔吐でも動けなくなる。
オシッコの色が濃くなったり 意識が朦朧とする
phバランスの崩れから運動障害が出る。
しっかり栄養表でナトリウム量の確認しながらゴハン作ってね。
人もペットも塩分の適正量が摂れているか。
今日テレビみてたら
生理食塩水(体内バランスと同じ食塩水)と同様、食材に対して8パーセントの食塩が
美味しさを感じるって言ってました。
一回どの程度がキチンと計ってみようかな。