テリアと暮らす日々のかけら

人とお犬の健康うかがい

食欲の秋に思う 食性とバランス

先週から散歩中にフワッと香る

金木犀

あ〜秋だ〜

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春は沈丁花

秋は金木犀

香りの花で季節の始まりを感じます。

自然っていいね〜。

 

香りの強い花は何故か小さいですね。

小さくてもアピールできるように香っているのかな。

子供のころ 沈丁花の地味さ加減に驚いたものです。

 

美味しいシーズンです。

旬のものを沢山食べたい。

季節のものって大切で まさに今の体に必要な作用があるそうで

夏の疲れと乾燥が始まる頃にジューシーな果物 

冬には体を温める野菜たち

やっぱり自然の中から抜け出しては生きられません。

 

食性ってわかりますか?

肉食、草食、雑食 など

今はベジタリアン フルータリアン ヴィーガンってものまで

あります。

そもそもは食べる物の命を殺さないってことから始まったようですが

ヴィーガンは動物製品も一切使わないのです。

乳製品なし、ウールのセーターも無し。

 

フルータリアンの食は 果実=80% 野菜とナッツ=20%だそうです。

これはチンパンジーの食性と近い。

上手くやらないと栄養失調になりますけど

チンパンジーと人間はDNA上では1%しか違わないから

お手本にしたのでしょうか。

でも、チンパンジーも猟りをするしね。

犬と狼もDNAは1%の違いです。

 

DNA1%の違いってほとんど変わらないって感じですが

近いことは間違いなくても

その1%の違いが生まれるまでには 数万年かかってます。

DNAで考えるなら

単一方法だと1%の差は13万5千年

途中で複数の突然変異が重なっても1万5千年〜4万年くらいかかると言われてます。

ズバッと判定する方法は解明できてません。

 

進化の過程からみると

人類の祖先がチンパンジーから別れたのは500万年前

そんなに年数がかかるのに

食性がずっと同じである分けないでしょ。

石器を使い、肉食が始まったであろう頃は250万年前です。

 

食性を判定するには腸の長さだと思います。

肉食のライオンや猫、狼は体調の約4倍の腸を持ってます。

そして胃液は強酸性、肉を2時間で消化できます。

草食動物は体調の20倍くらい 牛は20倍 羊は25倍

草食動物は大腸や盲腸が発達してます。

盲腸に沢山の腸内細菌を持ち 繊維質(セルロース)の分解をしてます。

 

人は体調の7〜9倍

犬は5〜9倍

人はチンパンジーの比率とくらべて小腸は2倍長く大腸は半分です。

これは肉食よりの雑食ってことです。

 

結論として人も犬も雑食性です。

いろいろ食べるのは楽しいけれど

だからこそバランスを取るのが難しい。

自然の中で季節のものを食べていたなら普通だったことが

出来なくなっちゃってる。

人間ってさー  困ったねー

環境を守りつつ 美味しい旬を楽しみましょう。