犬のお食餌・添加物
老嬢アメちゃんは 歯が悪いです。
大抵、犬の歯の問題は虫歯ではなく歯槽膿漏です。
犬は人より歯垢が歯石になるのが早く 実はシッカリ歯磨きが必要なのです。
犬に歯磨きぃ?
ビックリですが 爪切りも耳掃除も歯磨きも枕(笑)も
座敷犬の座を不動にした犬には必要なのです。
毎朝のルーティーンで歯磨き・耳掃除・皮膚の消毒(皮膚炎だから)
散歩から帰って 出勤前のクソ忙しいなかの作業に組み込まれています。
ウチはボスママ絶対服従なので 問題なく出来るのですが
最近は歯磨きが痛いのか下を向いて口を防御します。
歯磨きシートだよ そんなに痛くないでしょ 触られると痛いのか?
麻酔が大丈夫だったら抜かれてるとこです。
歯茎が腫上がらないようにしっかり管理しないと(汗)
若い時は歯磨きしませんでした。
その報いを受けております。アメごめん。
フードも食べ難いようなので フードプロセッサーで粉砕させ
何かトッピングしたりして与えてます。
老犬用の柔らかフードもあるけど 本当は必要ありません。
食べ易いようにしてあげれば全然問題ないです。
ただ、体調を崩したら消化のよい介護食のペーストや缶詰を与えるべきです。
犬に必要な栄養素の種類は人と同じですが
分量の内訳は違います。
犬は肉食じゃないってのも驚きですが
落ちてる実を食べたりもする雑食性なのです。
だから炭水化物も必要だし 焼き芋なんかの甘いもの大好き。
タンパク質が一番重要だけどね。
一番違うのはビタミンCは自分で合成できること。
凄いですね〜。
猫は出来ない。そして猫はタウリンが必須になります。
犬はキャットフードで生きられるけど 猫はドッグフードでは生きられない。
でも塩分が多いから 犬にそんなことしてはいけません。
フードのお話は犬の消化構造や味覚や体調とダイエット
沢山のお話に発展します。
すんごい長くなるから、いつかセミナーで話すことにしようかな。
今日お知らせしたいのはフードやオヤツの添加物のこと。
犬に赤は識別できないのに 赤い着色はナンセンス。
着色料や発色剤、保存料を気にする方も増えてきたので ちょっと安心なのですが
柔らかいフードやオヤツに警告です。
オヤツやフードの成分表示見てますか?
プロピレングリコール=保湿剤 水分を保たせて柔らかくする。
犬は口に入れているのですよ。
ウチの亡き母犬は体調が良くなかった頃に
散歩途中で会うおばさんからこんなジャーキーを山ほどもらってしまい
家でゲーゲー吐きました。
きっぱり断っても遠慮していると思われ もう怒らないとダメなおばさん。
なぜにオヤツ上げたい病の犬好きが多いのか。
若い頃も人からオヤツで貰ってたし 厳密に禁止していなかったのですが
死亡直前のエコー写真では肝臓が癌だらけでした。
添加物でも必要なものもあります。
ただ、犬はずっと同じ物を食べ続けることが多く 体が小さいことを考えると
人では危険度が低くても危ないのではないか。
プロピレングリコールはドイツでは全面使用禁止。
日本でも猫には使用禁止です。